カンツォーネ

カンツォーネ、イタリアン・ポップスの、“出来れば”知られざる話を致しましょう。

 
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ミルバ「愛のフィナーレ」

 ヤフー・オークションへ「映画音楽のレコード」の出品に一区切りつけ、今は落札していただいたレコードの仕分けと発送の準備で、てんやわんや(獅子、相当の年配の人しか分からないでしょう、なら「ピッ、ピッ、ピヨコちゃんじゃ…」)もっと混乱しそうなで止めておきます。

 ミルバは “続・世界残酷物語”と“愛のフィナーレ”を出品しました。“愛のフィナーレ”はオークションの中で場違いの感じがあったかも知れませんが、敢えて日本語の曲を入れました。この曲、多分国内シングル盤としては一番売れたのではないでしょうか? ポリドール盤が!

 オークションの説明文は、『キング(SEVEN SEAS)HIT-1600 “愛のフィナーレ[日](FINALE D'AMORE [J])/ゆきずりの人[日](LE TEMPS EST LOIN [J])” ミルバ(MILVA)、発売時定価400円(1969年4月発売)・・・・
“愛のフィナーレ”はHIT-1488(68年1月)、この盤と同じカップリングで初盤がザ・ピーナッツと同時期に発売されました(BS- 778“恋のオフェリア”のB面として)。そして映画「津軽絶唱」で使われることになり再発売されました。皆さんが一番目にするのはDP-1726(1970年8月発売POLYDOR -日本グラモフォン)だと思います。ミルバの所属したRICORDIの日本での販売権が70年春にキングから日本グラモフォンに移籍したためです。その為、この盤は約1年ほどしか発売されなかった貴重盤となりました。』

 ミルバやクラウディオ・ビルラなどの代表作は?あるいは国内盤で一番売れた曲は?と言うと、日本の曲を日本語で歌っていたり、ニコ・フィデンコ、セルジョ・エンドリゴ、フレッド・ボングスト、アリダ・ケッリ等々は映画音楽であったりして、本来のイタリアのカンツォーネの曲を知っているのは、かなりのファンの人たちに限られてきます。

こう嘆いても仕方がないので、居直ってミルバほかの「愛のフナーレ」を並べてみましょう。まずはザ・ピーナッツと共作として出た初盤です。
HIT-1488(1968年1月 SEVEN SEAS - キング)“愛のフィナ-レ [日](FINALE D'AMORE [J])/ゆきずりの人 [日](LE TEMPS EST LOIN [J])”

HIT-1488 HIT-1488 BS- 778 BS- 778

BS- 778(1968年2.月1日KING -キング)“恋のオフェリア/愛のフィナ-レ”
両面ともなかにし礼作詞、宮川泰作曲です。

つぎがオークションに出品した映画「津軽絶唱」に使われた盤です。1969年東宝、岡本愛彦監督、北大路欣也、星由里子主演、なんと英語のタイトルが“Gone with Love, Come with Memory”だそうです。知りませんでした

HIT-1600 HIT-1600 DP-1726 DP-1726

最後が一番お目にかかるDP-1726(1970年8月発売POLYDOR -日本グラモフォン)B面が“世界は二人のために [伊](QUELLA ROSA)”同じポリドールということで菅原洋一もこの盤に合わせてカヴァーしました。DR-1541(1970年9月1日発売POLYDOR -日本グラモフォン)“愛のフィナ-レ/渚の二人”


DR-1541 DR-1541 SKW- 47~8 SKW-  47~8

もっとシングル盤でカヴァーがあるかと探しているのですが、案外ありませんでした。変わったところで布施明の英語ヴァージョンがSKW- 47~8(1972年KING -キング)“マイ・フェイ/布施明”に収録されています。1枚目が布施明の自作曲、2枚目が宮川泰の作品集という仕立てです。

 ウェブで検索していると尾崎紀世彦、越路吹雪、欧陽菲菲、藤村みきなどの名前が出てきますが、スタジオ録音盤があるのは尾崎紀世彦くらいなのかな?という感じです。私の持っているのは沢たまき、彼女のアルバムにも収録されています。
SJX- 214(1975年 VICTOR -日本ビクター)“夜のためいき/沢たまき”

SJX- 214 SJX- 214 GXC- 43 GXC-  43

演奏物ですが、筒井広志オーケストラの物もありました。GXC- 43(1978年 3月21日 SEVEN SEAS – キング)“カラオケ・カンツォーネ編オリジナル・レコーディング・オーケストラ(CANZONE/BEST OF BACKING TRACKS)”V.A.

最後に本来ならザ・ピーナッツの歌で収録されてもおかしくないはずですが、日本人歌手の中にただ一人ミルバの歌がCDの全集に採用された例です。私はこの1枚だけ持っていますが、ひょっとすると通販商品かもしれません。
DRF-3717(1999年 RCA/MINORPHONE -BMGジャパン)“なかにし礼大全集17 石狩挽歌~愛のフィナーレ”
             DRF-3717 DRF-3717

事ここまでくれば初盤のB面“ゆきずりの人 [日](LE TEMPS EST LOIN [J])”について、少しお話しましょう。見てお分かりのようにフランス語です。フランスのマイナー・レーベルでレ・ギターレス・デ・エンパイアーが1964年にヒットさせたとしか分かりません。
日本では坂本スミ子FS- 8(1967年12月25日 PHILIPS - 日本ビクター)“朝も夜も/ゆきずりの人”が出ています。時期としてはミルバとほぼ同時期に出されています。現物を探していますが、いまだ入手できていません。

FS- 8 FS- 8 US- 563 US- 563

演奏物ですがUS- 563(1968年1月10日 UNION -テイチク)“ゆきずりの人(LE TEMPS EST LOIN)/浮気ごころ(IL FAUT LUI PADRONNER)” エディ・プロコフスキー と ザ・ラーク (EDDIE PROKOVSKY & THE LARK) 、東京のクラブまわりをしていたバンドのようですが、どこまで外人なのかもわかりません。

 また、この曲は1980年初め頃、テレビ・ドラマの主題歌につかわれ、岸洋子が歌ったとの情報もありますが、確認できていません。坂本スミ子、岸洋子の歌はどんなものだったのか、ぜひ聞いてみたいものです。誰か情報を持っていらっしゃる方はありませんでしょうか。




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