カンツォーネ

カンツォーネ、イタリアン・ポップスの、“出来れば”知られざる話を致しましょう。

 
2
3
5
6
8
9
11
12
14
15
17
18
20
21
23
24
25
26
27
28
29
30
31
05

インテルメッツォ 「スパイがいっぱい」、「三月生れ」

サンレモ音楽祭の事を書きだしてもうすぐ三ヶ月、ジリオラ・チンクェッティの時もそうだったのですが、長丁場になると流石に負担感が出てきます。

少しここらで中休み!

と言う事もあるのですが、先ほど受け取ったばかりのヤフー・オークションで落札したシングル盤のお話がしたいのが本音でしょう。 また新発見で、ちょうどタイミングも良いので書いておこうと思いました。
以前から何度か入札していたのですが、高値で超えられて敗退していたのですが、今回なんとか手の届くところまで来ました。

1枚目がジミー・スミス楽団のMGM映画「スパイがいっぱい」主題曲。音楽がマリオ・ナッシンベーネだったので一度は聞いてみたいと思っていました。

DV-1011 (1966年7月 VERVE -日本グラモフォン)
スパイがいっぱい (THEME FROM“WHERE THE SPIES ARE”) ※/スパイがいっぱいのスロー・テーマ (SOLW THEME FORM “WHERE THE SPIES ARE”) ジミ-・スミス楽団 (JIMMY SMITH (og=a))
※e Bayの出品の音声サンプルです。即決での出品なのでいつ終わるかもしれません。でも全曲流して、試聴サンプルと言えるのでしょうか?


                DV-1011
DV-1011 

マリオ・ナッシンベーネは50年代の早くからアメリカ映画の音楽を作っていたイタリア人作曲家で、「裸足の伯爵夫人」、「武器よさらば」等で日本でもよく知られた人です。そしてジミー・スミスはマイルス・デイヴィスと共に来日したこともあるジャズ・オルガニストです。
 A面はジミー・スミス向けのジャズ・テーマ、B面もスローとあるようにこれも小洒落たジャズ・テーマなのですが、
なんとこの間から書いているユーラ・デ・パルマ(Jula de Palma)1959年サンレモ音楽祭で4位入賞させた曰く因縁つきの“あなた(Tua)”ではないですか!!
 それもモチーフを一部使うどころか、寸分違わずそのまま! 私にとって“あなた”がインスト物で聞けるので何の不満はありません。
善意に解釈すれば、“スロー・テーマ”は挿入曲で、映画音楽担当はナッシンベーネ、自国以外の著作権には余り興味がないアメリカなので、細かいクレジット(作詞ブルーノ・パレージ 作曲ワルター・マルゴーニ)をせずにナッシンベーネだけにしてしまったと受取っておきましょう。でWebでフル・ヴァージョンのサントラ盤がないか探したのですが見つかりませんでした。果たして出ていたのでしょうか? ご存知の方がいらっしゃれば教えてください。


今回はもう一枚の日本人歌手の映画音楽のカヴァー物。ずいぶん昔の物で、何度かの敗退の末のリベンジでした。
EA- 78 (1959年 KING -キング)三月生れ [日] (NATA DI MARZO [J])/バンビーノ [日] (BAMBINO [J])  中原美紗緒 (NAKAHARA MISAO (vf=j))

     EA- 78
EA- 78  EA- 77EA- 77 

EA- 77 (1959年 KING -キング)三月生れ [日] プロローグ(三月生れ PROROG (NATA DI MARZO))/フィナーレ(三月生れ FINARE (NATA DI MARZO)) オリジナル・サウンドトラック (フランコ・フェラーラ楽団 (FRANCO FERRARA))
こちらは軽く5桁にのってしまったので、ジャケなしで盤を持っているので我慢しました。

映画「三月生れ」は58年イタリア映画で翌年59年に日本公開、ジャクリーヌ・ササール主演のラヴ・コメディー。歌っているのは初代「あんみつ姫」(可なりの年齢の方でないと分からないしょう)でシャンソン歌手の中原美紗緒、B面の“バンビーノ”はナポリターナの“ガリオーネ(GUAGLIONE)”のフランスのタイトル、ダリダのカヴァーとして歌ったのでしょうか、そこがシャンソン歌手たる所以です。

スポンサーサイト

ブーベの恋人は誰?

久しぶりに映画音楽を探しまわり、「ブ-ベの恋人」のレコードにヴァリエーションが多いのに、“今更”気づきました。

まずLP盤、初盤が1964年10月にSFON- 7039(FONTANA - 日本ビクター)が発売されました。 その後1977年1月にFDX- 281(FONTANA - 日本フォノグラム)が再発売されました。
初盤の最大の特徴、デカデカのCAMマークとオリジナルのレコード番号が消えてしまったのは残念です。1970年8月にビクターからフォノグラムが独立しているので、SFON- 7039(FONTANA - 日本フォノグラム)という盤があるはずです。私は(面倒臭いので)確認していません。お持ちの方があれば教えてください。

SFON- 7039 SFON- 7039 FDX- 281 FDX- 281.jpg

1.ブーベのブルース (BUBE)
2.ステファーノ (STEFANO)
3.回想 (RIEVOCAZIONE)
4.除隊 (LIBERAZIONE)
5.ブーベよ、さようなら (BUBE, ADDIO!)
6.哀惜 (...UN RIMPIANTO)
7.望みも消えて (DESIDERIO SPENTO)
8.あの人はもう来ない (MALINCONIA LONTANA)
9.絶望の孤独 (PASSI)
10.夜が来る (VIENE LA SERA)
11.川に霧がたち (NEBBIA SUL FIUME)
12.マーラ...君を愛す (MARA... T'AMO)
13.偽り (NASCOSTI!)
14.悲しき追憶 (RICORDO TRAGICO)
15.いなかの市 (MERCATO PAESANO)
16.目覚め (RISCEGLIO)
17.不安 (ANSIE)
18.遠い町 (CITTA LONTANO)
※19. 再会(あなたはまだ1人?) (SEI TU SOLA)
※20. ブーベの恋人 (LA RAGAZZA DI BUBE)
  ※印 CDで追加の2曲

WWCP-7203 WWCP-7203 KICP-3211 KICP-3211
CDは2枚出ているのを確認していますが、ひょっとすると他にも出ているかもしれません。下記の盤以外で発売されているようなら教えてください。
WWCP-7203 (1992年12月12日 SEVEN SEAS - ウェイヴ(制作キング)) と
KICP-3211 (2007年3月 7日SEVEN SEAS - キング) です。CD化で2曲追加されました。

コンパクト盤、“4曲入り”と言われている17cm33・1/3rpm のミニアルバムが1枚、
SFON- 3007 (1964年10月 FONTANA - 日本ビクター)
“ブ-ベの恋人(LA RAGAZZA DI BUBE)”
       SFON- 3007 SFON- 3007 
1.ブーベの恋人 (LA RAGAZZA DI BUBE)
2.ブーベのブルース (BUBE)
3.ブーベよ、さようなら (BUBE, ADDIO!)
4.ブーベの恋人 愛のテーマ (MARA... T'AMO)

最後がシングル盤です。これはかなりのヴァリエーションがあります。まず初盤です。
FON- 1038 (1964年10月 FONTANA - 日本ビクター)
“ブーベの恋人 (LA RAGAZZA DI BUBE)/ブーベのブルース (BUBE)”
多分初版だと思います。ピクチャー・レーベル、三つ折ジャケット。

         FON- 1038 FON- 1038pl

この初盤初版に)販促用5F- 5019ソノシート (FLEX)付きというのがあります。サウンド・トラックからダイレクトにトラックダウンした音声にナレーションを入れたものです。

       FON- 1038 5F- 5019 5F- 5019 

いつ頃から使われたのかよく分かりませんが、二つ折りジャケットがあります。

         FON- 1038b  FON- 1038c

右上のジャケットが一番見かけるものです。初盤三版 準新譜1969年 2月再発売の一枚ジャケットです、右下の表記が「日本ビクターのフォンタナレコード」になっています。

 初盤三版と同じデザインですが、1970年8月フィリップス・グループが日本ビクターから独立し、日本フォノグラムになって以降に使われたのか初盤四版です。右下の表記が「フィリップス・レコード・グループのフォンタナレコード」に変わりました。

      FON- 1038d←  FD- 1009 FD- 1009
FD- 1009 (1970年10月 FONTANA - 日本フォノグラム)
“ブーベの恋人 (LA RAGAZZA DI BUBE)/ブーベのブルース (BUBE)”
カスタム・エバーグリーン・シリーズとして発売された再盤です。定番商品として長くカタログに置いておく盤として出されています。初盤四版(レア物か!)がどのくらい重なって出ていたかは良く分かっていません。

FD- 2030 (1976年2月 PHILIPS - 日本フォノグラム)
“ブーベの恋人 (LA RAGAZZA DI BUBE)/ブーベのブルース (BUBE)”
フォンタナ・レーベルが整理されフィリップス・レーベルに統合された後の三盤です。フィリップス・オリジナル・サウンド・トラック・コレクションの1枚として発売されました。

FD- 2030 FD- 2030 6PP-1039 6PP-1039

6PP-1039 (1980年3月25日PHILIPS - 日本フォノグラム) “ブーベの恋人 メイン・テーマ (LA RAGAZZA DI BUBE MAIN THEME)/ブーベのテーマ (BUBE)”
ニュー・ベスト・カップリング・シリーズとして日本フォノグラム(アナログ・シングル盤としても)最後の四盤です。今までのB面のタイトル“ブーベのブルース”は「いかがなものか」という話となったのでしょう、日本語タイトルを変更しました。

この“ブーベの恋人”のヒットにより日本ビクターは1965年初めから2年間CAMを独立レーベルとして発売したのでした。「日本版ウィキペディア」に書かれている“ブーベの恋人”のカヴァー曲を最後に紹介しておきましょう。

まずはCAMレーベルを称えCAM- 1006 (1965年11月 CAM – 日本ビクター) “波止場のテーマ(UNNI SI)/ブーベの恋人(LA RAGAZZA DI BUBE)” アリダ・ケッリ (ALIDA CHELLI)
CAM- 1006 CAM- 1006 SPV- 25 SPV- 25

SPV- 25 (1964年10月25日 VICTOR - 日本ビクター モノラル盤はSV-6818)“ブーベの恋人[日](LA RAGAZZA DI BUBE [J])/夢見るバラの乙女” いしだ あゆみ(ISHIDA,AYUMI)、デビュー後半年たった8枚目のシングル盤でした。

BS-7053 (1964年11月. KING – キング)“マイ・ラヴ/ブーベの恋人[日](LA RAGAZZA DI BUBE [J])” ザ・ピーナッツ

BS-7053 BS-7053 SDR-1056 SDR-1056

SDR-1056 (1965年1月 POLYDOR -日本グラモフォン) “ラ・マンマ[日](LA MAMMA [J])/ブ-ベの恋人[日](RAGAZZA DI BUBE [J])” 小林 暁美

LL- 681・JC (1964年11月. CBS COLUMBIA –日本コロムビア)“ブーベの恋人(LA RAGAZZA DI BUBE)/夜は恋人(MEA CULPA)” ムービーランド・シンフォネット

LL- 681・JC LL- 681・JC BS-7052 BS-7052

BS-7052 (1964年KING – キング)“ブーベの恋人(LA RAGAZZA DI BUBE)/スェーデンの城(CHATEUA EN SUE'DE)” レオン・ポップス

LPにしか収録されていないと思いますが、珍しいところでは麻丘めぐみ、グラシェラ・スサーナも歌っています。
SJV- 820~1(1975年12月 VICTOR)“麻丘 めぐみ/ベスト・コレクション'76”

SJV- 820~1 SJV- 820~1 ETP-90095 ETP-90095

ETP-90095 (1980年 EXPRESS - 東芝EMI) “グラシェラ・スサーナ/哀愁のスクリーン・テーマVol.3(GRACIELA SUSANA/SCREEN THEMES Vol.3)”

ところでブーベ(BUBE)は男性の名前です。ついクラウディア・カルディナーレのやっている女性名と間違えそうになるのは私だけでしょうか?「ブーベの彼女」ですから男性ですね!

 




リズ・オルトラーニのクレオパトラ

  今回のヤフー・オークションに幾つかのオムニバス(コンピレーション)盤を出品したが、アクセス数からみると芳しい数字ではないようです。 色々な物を出しているのでそれぞれの数字をだすと、入札を煽るような行為になりかねないので、詳しい数字を出すのは控えます。

 

 普通のポピュラー曲のオムニバス盤も難しかったですが、映画音楽もやはり難しいようです。私の分野としてそれぞれの盤の面白い曲を書いたのですが、決して万人向けでもなく、なんとなく"オムニバス"盤は「安物の寄せ集め」感が持たれるのでしょうか?私のメイン・テーマのカンツォーネはそのオムニバス盤にしか入っていない重要な曲がなんと多いことか、私はオムニバス盤をかなり大切に扱っています。

 

 その中でリズ・オルトラーニの"クレオパトラ"があります。レコードのクレジット通りかけば、リズ・オルトラーニ指揮ローマ・サンド・ステージ・オーケストラとなります。本当に超大作であり超トラブル大作だったようです。日本版ウィキペディア"クレオパトラ (1963年の映画)" http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%91%E3%83%88%E3%83%A9_(1963%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)

をご参考にご覧ください。タイトルが変わった話は、2部構成の予定が合併縮小版になったのですね。その辺の話がごちゃごちゃになっていました。

 

 リズ・オルトラーニのサントラ音楽のことはどこにも書いていませんでした。後でLPとシングル盤を紹介しますが、曲目的には「アントニオとクレオパトラ」編のほうではなかったかという気がします。

 

SS-1377 (1963.11. VICTOR - 日本ビクター)

"シーザーとクレオパトラ(CAESAR AND CLEOPATRA THEME)/アントニオとクレオパトラ(ANTONY AND CLEOPATRA THEME)

SS-1377 SS-1377 SHP-5254 SHP-5254

SHP-5254 (1963.11. VICTOR - 日本ビクター)"クレオパトラ(THE THEMES FROM"CLEOPATRA")

1.アントニオとクレオパトラ (ANTONY AND CLEOPATRA THEME)

2.クレオパトラの宮殿音楽 (CLEOPATRA'S PALACE MUSIC)

3.愛と憎しみ (LOVE AND HATE)

4.クレオパトラの御座船 (CLEOPATRA'S BARGE)

5.シーザーとクレオパトラ (CAESAR AND CLEOPATRA THEME)

6.シーザーへの贈りもの (A GIFT FOR CAESAR)

7.アントニオ (ANTONY)

8.クレオパトラ、ローマへ (CLEOPATRA ENTERS ROME)

9.アントニオとクレオパトラ (ANTONY AND CLEOPATRA THEME (REPRISE))

 

オークションにかまけてブログが疎かになっているのが気になっていました。取りあえず1本。 さあ出品をお約束した第二弾分、写真は用意できたので説明文を書きながら、チェックのため1枚1枚聞いていきます。 (これもなかなか重労働なのです)

自分の出品のアドレスを書いていませんでしたね cnz27hiro http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/cnz27hrio です

 注)今日紹介したシングル盤、LP盤は出品しておりません。

 




プロフィール

cnz27hrio

Author:cnz27hrio
FC2ブログへようこそ! リンク切れの画像がある場合は、 http://blogs.yahoo.co.jp/cnz27hrio をご覧ください。

FC2カウンター
 
検索フォーム
 
 
 
 
 
 
ブロとも申請フォーム
 
 
QRコード
QR