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カンツォーネ

カンツォーネ、イタリアン・ポップスの、“出来れば”知られざる話を致しましょう。

 
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サンレモの歌手たち 518 サンティ-ノ・ロッケッティ (イ・ロッケッティ) 1

サンティ-ノ・ロッケッティ (vm) Santino Rocchetti

1946713日ローマの北西100kmにある海沿いの町モンタルト・ディ・カストロ(Montalto di Castro (Viterbp)) 生、歌手、作詞・作曲家、バンド、ロケッティ(Rokketti)リのーダー。

 

                            Santino Rocchetti

 

活動期間1961 – 現在

所属レコード会社 CDB, ARC, CBS, Philips, Fonit Cetra, SIF, Duck Record

サンレモ音楽祭出場3回:1976年参加、77年入賞、78年6位

サンレモ音楽祭出品2曲:77年入賞、78年6位

 

 

 サンティ-ノはリズムを&ブルースが好きで、しかも彼の声はしゃがれていて、ブラック・ミュージックを歌うのに適していました。お話は彼らモンタルト・ディ・カストロ兄弟が故郷の近くでバンドを結成する所から始まります。

 

 1958年チヴィタヴェッキア(Civitavecchia)でマリオと サンティイーノのロケッティ兄弟がロケッティ(I Rocchetti))というバンドを結成しました。

 

結成時メンバー構成

・マリオ・ロケッティ (Mario Rocchetti) (1958 - 1967)ヴォーカル、ピアノ

サンティーノ・ロケッティ (Santino Rocchetti) (1958 - 1969) ヴォーカル、ギター

・ブルーノ・コルベッリ (Bruno Corbelli) (1958 - 1959) テナー・サックス

・ジュゼッペ・モスカローリ (Giuseppe Moscaroli) (1958 - 1962) ピアノ

・エンツォ・ガッリ (Enzo Galli) (1958 – 1962) ヴォーカル、ドラムス

 

 マレンマ・トスコ・ラツィアーレでいくつかのショーを終え、59年初頭ローマの「フロリダ」と契約が出来ました。ここで出演中に北欧公演のオファーを受け、バンド名をイタリア語「cche」の綴りでなくチョット英語風の「kke」にしたのがミソでした。

 この頃にテナー・サックスのブルーノ・コルベッリがジャンニ・ボラヴェラに代わり、アダルベルト・ヴェンチュリーニが新たに加わりました。

 

59年加入メンバー

ジャンニ・ボラヴェラ(Gianni Bonavera) (1959 - 1969) ヴォーカル、サックス、ギター

アダルベルト・ヴェンチュリーニ (Adalberto Venturini) (1959 - 1960) ヴォーカル、ベース

 

 60年さらに北欧・ドイツ・ツアーの際に再度メンバー・チェンジが有りました。

 

60年加入メンバー

マリオ・パパロッツィ (Mario Paparozzi) (1960 - 1969) ヴォーカル、鍵盤楽器

 

 

 音楽性の高さでこのツアーは6年間続けられました。62年ハンブルクのスター・クラブ(Star Club)で彼らが“Blau Peter”を演奏した時、興味深く聴いていたイギリスのグループがいました。彼らは数か月後ビートルズ(TheBeatles)として“ラヴ・ミー・ドゥ(Love Me Do)”でレコード・デビューします。この頃にジュゼッペ・モスカローリとエンツォ・ガッリが脱退し、ジョルジョ・グランディが参加しました。

 

62年加入メンバー

ジョルジョ・グランディ (Giorgio Grandi) (1962 - 1965) ヴォーカル、ドラムス

 

 65年長い北欧・ドイツ・ツアーを終え、イタリアに戻ります。ツアーで出会った17才のドイツ人ドラマー、タッシロ・ブルカルドがジョルジョ・グランディと交代しました。

 

65年のメンバー構成

・マリオ・ロケッティ (Mario Rocchetti) (1958 - 1967)

・サンティーノ・ロケッティ (Santino Rocchetti) (1958 - 1969)

・ジャンニ・ボラヴェラ(Gianni Bonavera) (1959 - 1969)

タッシロ・ブルカルド (Tassilo Burckard) (1965 - 1969) ヴォーカル、ドラムス

・マリオ・パパロッツィ (Mario Paparozzi) (1960 - 1969)

 

 65年に設立されたばかりのマイナー・レーベルCDBと契約が出来、やっとレコード・デビューをしました。デビュー曲は映画「その男ゾルバ(Zorba)」の“ゾルバの踊り”でヴォーカルのない演奏曲でした。

 

DB-1072 (1965 CDB – CDB Italiana) Zorba's Dance (ゾルバの踊り)/Il Settebello

DB-1072DB-1072  DB-1073DB-1073

DB-1073 (1965 CDB – CDB Italiana) Chi Vince In Me (Love So True)/Good Bye My Love (グッドバイ・マイ・ラヴ)

 

 2枚目A面が日本では余り馴染みのない“インド・ロック”のティールマン・ブラザーズ(Tielman Brothers)が歌った“Love So True”のカヴァーです。

 インド・ロックとは蘭領東インド(インドネシア)で欧州人と現地人の混血児たちが作ったロック・ン・ロール音楽で、宗主国のオランダでは一つのジャンルが出来、オランダ、ドイツで大流行しました。B面はサーチャーズ(The Searchers)の“グッドバイ・マイ・ラヴ”をカヴァーしています。

 

 CDBとは一旦契約が切れたようで、CBSからA面がミッシェル・ポルナレフ (Michel Polnareff)のデビュー曲“ノンノン人形(La poupée qui fait non)”のカヴァー。

 B面がJahkingさんのブログJahkingのエサ箱猟盤日記」~ハ・ハ・ハと木登りハンキーと亀さん達によれば『ヒューイ・スミスの"Don't You Just Know It"アーサー・コンレイが歌ったオーティス・レディング作の"Ha Ha Ha!"を合体させてよりファンキーに仕上げた"Ha Ha Ha"のヒットで日本では知られるシカゴ出身マウス(モウズが正しい?)。』という代物のカヴァー、イタリアではScreaming Lord Sutchが“歌うDon't You Just Know It”とされていました。日本ではリンド&リンダースがさせたのでご存じの曲かもしれません。

 

2427(CBS) (1966 CBS – Messaggerie Musicali) Una Bambolina Che Fa No, No, No (ノンノン人形) [Michel Polnareff]/Ha, Ha (Ha Ha Ha) (ハ・ハ・ハ) [The Mauds; cf.]

                        2427(CBS)2427(CBS)

 

SA- 9 (1966 ARC – RCA Italiana) Una serata al Piper

52OSM- 104 (2015 On Sale Music - On Sale Music) CD Una serata al Piper

Wolly Bully (ウーリー・ブーリー) [Sam the Sham the Pharaos]

. Candy Man (キャンディ・マン) [Roy Orbison]

SA- 9SA- 9  52OSM- 10452・OSM- 104

 

 66年ローマのパイパー・クラブでのライヴ風仕立てのスタジオ録音盤に2曲収録されました。収録はARCのマイク・リデル&アトミ(Mike Liddell & Gli)とCDBのデルフィーニ(.I Delfini)、ジャガーズ(.I Jaguars)とロケッティで各2曲入っています。

 

 CBSのコンピ盤はチンクェッティなどその時にヒットしていた曲を集めた「I Super Super」に1曲“ノンノン人形”のカヴァーが入れられました。

 

62874(CBS) (1966 CBS – Messaggerie Musicali) I Super Super

. Una Bambolina Che Fa No, No, No (ノンノン人形) [Michel Polnareff]

62874(CBS)62874(CBS)  LDB-3002LDB-3002

LDB-3002 (1966 CDB International – CDB Italiana) Per voi giovani

. Il Settebello

 

 CDBのコンピ盤「Per voi giovani」にも1曲収録されました。

 何とした事か!デビューしたCDBのオーナーのカルミネ・デ・ベネディクティス(Carmine De Benedictis)に再発見され、ロケッティはCDBに出戻りました。

 

 この頃に理由不明ですがマリオ・ロケッティが脱退し、レンツォ・マッサレッリ、ジャンフランコ・チェチェレが加入します。

 

67年のメンバー構成

・サンティーノ・ロケッティ (Santino Rocchetti) (1958 - 1969)

・ジャンニ・ボラヴェラ(Gianni Bonavera) (1959 - 1969)

・タッシロ・ブルカルド (Tassilo Burckard) (1965 - 1969) ヴォーカル、ドラムス

・マリオ・パパロッツィ (Mario Paparozzi) (1960 - 1969)

・レンツォ・マッサレッリ (Renzo Massarelli) (1967 - 1968) バリトン・サックス

・ジャンフランコ・チェチェレ (Gianfranco Cecere) (Cantagiro 1967) ギター

 

 CDB復帰1枚目はピエロ・ウミリアーニ(Piero Umiliani)作曲の“Black Time”は67年カンタジーロ・ジローネC出場曲で、英語版とイタリア語版があります。ロケッティとして一番成功した曲です。またB面はデル・シャノン(Del Shannon)の“街角のストレンジャー”のカヴァーです。

 

DB-1101 (1967 CDB – CDB Italiana) Black Time [in inglese]/ L'Amaro In Bocca (Stranger In The Town) (街角のストレンジャー)

DB-1101 (1967 CDB – CDB Italiana) Black Time [in italiano]/ L'Amaro In Bocca (Stranger In The Town) (街角のストレンジャー)

             DB-1101a DB-1101 DB-1101b

 

 “Black Time”は67年製作スペイン・イタリア合作映画「L'Uomo Dal Pugno D'Oro」にも使われ、映画のサントラ盤として再発売、B面は同じくウミリアーニ作曲の映画「The Man With The Golden Hand」のモチーフ“Mr. Gold”を収録しています。

 

CDBE-003 (1967 CDB – CDB Italiana) Black Time [西伊映画L'Uomo Dal Pugno D'Oro]/Mr. Gold ["The Man With The Golden Hand"]

CDBE-003CDB・E-003 DB-1116DB-1116

DB-1116 (1967 CDB – CDB Italiana) Ti Rivedrò Tra Gli Angeli/ Non Ti Fermare Mai (You Got What It Takes) (青空の恋)

 

 続いて出されたシングルは両面ともカヴァー曲なのですが、A面の“Ti Rivedrò Tra Gli Angeli”がどうしてもわかりませんでした。B面はデイヴ・クラーク・ファイヴ(The Dave Clark Five)の“青空の恋”がオリジナルです。

 

 68年に出した“Due Ali Nel Cuore”が彼らの最後の盤となりました。売れなかったのかジャケット画像が手に入りませんでした。69年ロケッティは解散します。その理由は分かりません。

 

DB-1142 (1968 CDB – CDB Italiana) Due Ali Nel Cuore/Sei Tu

               DB-1142NO IMAGE-WANTED

 

 フランス版リズム&ブルース歌手でもあるニーノ・フェレール(Nino Ferrer)がイタリアで製作したアルバム「Rats And Roll's」にドラムスのタッシロ・ブルカルドと共に参加します。

 

RIVLP-80O16 (197010 Riviera - SIF) Nino Ferrer ‎– Rats And Roll's

.Reminiscenza

.Fratelli E Cosi’ Sia

.Play Boy Scout

.Canapa Indiana

.Povero Cristo

.O Mangi Questa Minestra O Salti Dalla Finestra

.Meglio L’Amore Che Guerra

.Pour Oublier Qu'on S'est Aimés

.La Pelle Nera

10.Ol’ Man Riv

RIVLP-80O16RIV・LP-80O16  RARNP-77538RAR・NP-77538

RARNP-77538 (1970 Rare - SIF) Bahia/Ciao, Devo Andare [Anna Maria Baratta]

 

 「Rats And Roll's」のセッション・メンバーでアンナマリア・バラッタのバックを付けたり、ガッティ・ロッシのシングルの製作にも参加しました。

 

6025-076 (1972 Philips – Phonogram) E Dire Che A Maggio/Se Ne Va [con i Gatti Rossi]

               6025-0766025-076

 

 次回はソロ歌手サンティ-ノ・ロッケッティのお話です。

 

 

 

 

サンティ-ノ・ロッケッティは次回に続きます

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